何故ドワンゴがN高校をやったのかわかった
とっくの昔にドワンゴの中の人とかがインタビューで語ってるのかもしれないけど。
ふと今思いついたのでまとめてみる。
1.ドワンゴはそもそもメインの業種を変える会社である。
ネットゲームのプログラム、着メロ、動画サイト。
ドワンゴは約10年周期でメインとなる職種を変えて生き残ってきた会社である。
ワールドワイドで展開し圧倒的に資金力も技術力も上なyoutubeやtwichが攻めてきた時に、
真正面から戦わずに逃げて次を探すのがこの会社のやり方である。
ドワンゴの川上会長の本を何冊か読めば彼が任天堂信者であることわかる。
任天堂・岩田氏をゲストに送る「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」最終回――経営とは「コトとヒト」の両方について考える「最適化ゲーム」 - 4Gamer.net
山内社長の名言 「うちはケンカしたら弱いんや」という奴である。
しかし仮に業種を変えて生き残っていくには次に来るものを探す必要がある。
①この不景気な日本、次に金になるものは?
②そもそもこの日本の現状は、なんとかならないのか?
③せっかく作ったニコニコ動画、真正面から戦わずにうまく生き残るには?
他の配信サイトとの違いは「コメントを重視」していることである。
youtubeやtwichは画質がよく安定している代わりにコメントとタイムラグが1分近くある。
また川上会長はニコニコの本で「ニコニコなんてどこかに売却してやめたいと思った」
④「こんなものを作ってもニートが増えるだけで、社会のためになっていない」
というような発言もしている。
2.リクルートは武器商人
ドワンゴは2015年に受験料2525円を徴収すると発表し物議をかもした。
企業はリクルートに高い金を払い掲載してもらう必要があり、
新卒はリクルートに煽られ(現在のエントリー数の平均値などを常に出すなどしているようだ)、大してドワンゴに来たくない新卒も多数エントリーしてしまっている。
⑤多額の採用活動費用がかかっているらしい。
しかしリクナビに登録しないと人数は集まらないし優秀な人間も探せない。
IT企業にとっては人材こそが重要である。(大量転職騒ぎなどもあったし)
⑥日本の企業は即戦力ばかり求めている、という批判もあるが、教育に多額の金を使う余裕はない。
3.まとめ
①この不景気な日本、次に金になるものは?
②そもそもこの日本の現状は、なんとかならないのか?(子供も生まれたし)
③せっかく作ったニコニコ動画、真正面から戦わずにうまく生き残るには?
④「こんなものを作ってもニートが増えるだけで、社会のためになっていない」
⑤多額の採用活動費用がかかっている。
⑥日本の企業は即戦力ばかり求めている、という批判もあるが、教育に多額の金を使う余裕はない。
通信教育であれば、ニコニコの生配信システムや基礎研究、ノウハウを生かすことができ、タイムラグが多い他の動画配信サイトにはない双方向性というメリットを生かすことができる。
自分たちの金ではなく親の金を使って新人教育と採用活動をでき、教育という新しい業種は今後の日本でも一定の需要があり、また日本の現状を打破するための社会活動でもある。
任天堂・宮本茂の名言「アイディアとは、複数の問題を一度に解決するものである」
というやつである。